2012年5月5日土曜日

ID野球の申し子

宮本慎也の2000本安打は、各紙取り上げているように、「守備の人の努力の積み重ねの賜物」であろう。ホームランが出なくなった昨今、状況に応じたプレーの出来る、いわゆるユーティリティープレイヤーの代名詞といえる宮本。好打者の条件は、三振しない、四球が選べる選球眼、ボールをカットして投げさせる技術、なんだと思わせる存在感でした。

今日のサンスポに野村克也が寄稿しているように、守備の人宮本は、ひたすら内角を右に、外角を左にゴロを打つ練習をしたという。黄金時代のヤクルトOBから、古田、稲葉、宮本という3人の名球会選手を輩出した。あの頃のヤクルトは、杉浦、八重樫、角、新浦などのベテラン、荒木、川崎、吉井、小早川、田畑、辻など再生工場としても素晴らしかった。そういえば、渡辺久信が監督に慣れたのも、ヤクルトに来たからだろうと思う。

監督じゃなくてもよいのかもしれないが、当たり前の「教育者=後輩に伝えようとする意思」が人生を変えるのだと言うこと。努力を続けたものだけが許されることなのだろう。

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