2012年11月15日木曜日

見据えるべきは、その先だろ

昨日の党首討論は見応えがあったなあ。
 冷静に見ると野田の言ってることは論理矛盾しているんだけど、討論という観点から見ると、安倍は支離滅裂で野田の圧勝だった。
 
 中道とは言うが、TPP反対派、鳩山派などがさらに離党し、民主党は惨敗しながらも純化されていることだろう。
 対照的なのは、小異を捨てて大同を唱える維新・太陽・減税。なにやら、既成勢力に対するということだけで寄せ集められた「第二の民主党」。今度の選挙で数を取ったその後の動きでしょうね。

 日本って、二大政党に向かわないのかなあ。リトルピープルが、リトルピープル同士、流動的に結合しながらじゃないと前に進んでいかない、そういうことなんだろうかな?

 結局、キャスティングボードを握るのはいつも公明党って感じ。ああいう支持基盤がしっかりしている中規模政党がいくつかできる、というのが一番安定しているんだろうな?過半数という権力闘争をあきらめさえすれば、本当に必要なことが決められるのではないかなあ。

 
 今回の野田の信念の行動が示したものは、目先の利益ではなく、見据えるべきはその先だろ、ってこと。TPP、社会保障、そして安全保障・歴史認識。民主党ではなく野田(派)の姿勢。

 一方で、相変わらず行動の軽さが目立つ安倍が、facebookで誰に何を語りかけているのか、大事なのはフォロワーではなく、無党派層に「その人間性」をどう評価されるのか、それに尽きると思う。石破ではなく安倍を選んだ自民党。鳩山・菅と来て野田に行き着いた民主党。これからが楽しみだ。
 

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