2012年11月2日金曜日

野田め、かんたーびれ

民主党政権が末期を迎えている。
 衆参のねじれに加え、離党の嵐が止まらず、過半数割れ寸前。保守色を強める安部総裁は対決色を強め、石原某やら橋本某やらも第三極というなんだかよくわからない括られ方で周りが騒がしい。
 「解散、解散!」の大合唱だけが合い言葉になってて、政治家のイライラが国民にも伝播している印象もあるが、さて、解散したら誰を、何を基準に支持すれば良いのだと聞かれたら明確に答えられる人がどれほどいるのだろう?

 「人は、誰かを推すために生きている」とAKB48白熱論争は言うが、推したい誰かはどこにいるの??と思いたくもなる。まあ、AKBヲタは、握手会や劇場に通い、それなりに努力を怠っていないのかもしれないから、せめて自分も街頭演説や国会中継を見ることをやってからグダグダ言えと言われそうではあるが。。

 政情が不安定なときは、声が大きい人、決断力がある人、演説のうまい人、なんとなく魅力的に見える(モテる)人が支持を集めたりするんでしょうけど、振り返ってみると「どじょうのように泥臭く泥臭く」と所信表明していた野田佳彦という人は、これだけの大合唱にしぶとくしぶとく、政権を粘っている。前原みたいな、脇の甘い閣僚の身内の不祥事にも「のらりくらり」。一億総神経症時代において、この「鈍感力」は結構武器なのでは、今さらながら最近思うのである。
 
 第三極が選挙を見据えて連携すれば、元祖寄せ集め政党であった民主党の二の舞ではなんて声も出ているが、その民主党から元祖仕掛人の小沢一郎を追い出し、消費税増税法案を通したところは、一応の評価をすべきだろうと思う。外交、防衛では素人政権丸出しにしてるのがイタいけれど、国民があのときに選んだ政権を、「消費」するだけではなく、見届け、評価し、検証することを怠らずに、次の選挙に臨まなければならないと思う。



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