学生時代非モテ系(別名モテキ系、桐島系)男子による鼎談。
ポストバブル世代のリアリスト達が大事にしてきたもの、大事にしているもの、欲との葛藤、身の程、他人への羨望などを語る。
基本的には、自意識過剰なネガティブシンキング=ひねくれモノ。
しかし、この3人の中でも微妙にトーンが異なるのが面白い。
若林は、アメトークの読書芸人の後に、自分のお気に入りの本を送りつけるファンのことを、やや鬱陶しそうに話す。又吉は、「もらった盆栽の本はすでに持っているものだった。」と笑いにする。星野源は、下ネタを放ち、今は昔よりはモテると少し余裕をかます。
読んでる本で言うと、若林が平野啓一郎好きで、最近世界や日本の歴史の教科書?を読み返して、「人はずっと戦争をしている」ことと「偉くなると、足下を掬われる」ことを学んだという話。僕も最近、「世の中の真理に近いことを知るのは、きっと歴史を検証することが一番近道に違いない」という確信があって、あとはその解釈が正しそうな書物がどうなのか、ということに悩んでいるのだが、若林がどういう物を読んでいるのかは興味があったりする。僕は、小熊栄二の「1968」と、橋本治の「20世紀」を読んでいるわけですが・・・
結局、(日本の)未来をどう考えるかって、過去をどう検証するか、からしか生まれないよ、多分。
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